こんにちは、武田塾三軒茶屋校です!
私立大学の入試形態は大学によって様々ですが、ほとんどの大学は「一般型」に加えて「共通テスト利用型」を導入しています。
私立大学が第一志望で、「一般型に加えて共通テスト利用型も受けた方がいいのかな…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。また「国公立大学が第一志望だけど、共通テスト利用型で私立の合格も取っておきたい!」という方もいるでしょう。
そこで今回は、私立大学の主要な入試形態である、一般型と共通テスト利用型の特徴、メリット・デメリットについて書いていきます。
一般型と共通テスト利用型の特徴
一般型
大学の試験場に行って、大学独自の試験を受ける必要があります。
試験科目は、文系学部の場合は国語・英語・社会1科目の計3科目、理系学部の場合は数学・英語・理科1科目の計3科目が課される場合が多いです。
一般入試型と共通テスト利用型は併願可能です。
共通テスト利用型
合否の判定に共通テストの得点を用いる入試形態です。
しかし一口に共通テスト利用型と言っても「共通テストのみ」で合否を判定するものと、「共通テスト+一般試験」で合否を判定するものがあるので注意が必要です。
一般型に比べて募集人員が少なく、高倍率になることが多いです。
一般型と共通テスト利用型のメリット・デメリット
一般型と共通テスト利用型の特徴が分かったところで、それぞれのメリット・デメリットや、どのような人に向いているかということについて書いていきます。
一般型のメリット・デメリット
メリット
・受験科目が少ない
・倍率が低い
最も大きなメリットとして、受験科目の少なさが挙げられるでしょう。例えば早稲田大学の法学部では、共通テスト利用型(共通テストのみで合否判定)だと5教科6科目の受験が必要ですが、一般型だと3科目だけで受験することができます。
デメリット
・大学の試験場まで行かなければならない
・入試対策が大変
一般型は大学の試験場での受験が必要になるので、遠方に住んでいる方は時間やお金の手間がかかり大変な面があります。
しかし遠方の受験者のために地方会場を設けている大学もあるので、自分の住んでいる場所の近くで受験可能な大学がないか調べてみるのも良いと思います。
(例えば、青山学院大は仙台・横浜・名古屋・福岡にも受験会場を設けています)
また一般試験の難しさもしっかり理解しておく必要があります
先ほど一般型は科目数が少ないと書きましたが、その分試験の難易度は高く、形式も大学ごとに異なるので、対策は一筋縄ではいきません。
以上のメリット・デメリットから、一般型は
・数学が苦手な文系生や国語が苦手な理系生(圧倒的に苦手な科目がある方)
・行きたい私立大学がはっきり決まっていて対策に十分な時間を取れる方
などが向いている入試形態だといえます。
共通テスト利用型のメリット・デメリット
メリット
・大学の試験場まで行かなくても良い
・国公立大学が本命の場合は効率よく対策できる
共通テスト型の最大のメリットは、一般試験の対策が必要ないことです。
(共通テスト+一般試験の場合はもちろん必要ですが…)
そのため共通テストの勉強だけで色々な私立大学に合格できる可能性があり、国公立大学を本命にしていて私立大学の対策にあまり時間を割きたくない場合などに有効です。
デメリット
・倍率が高い
・受験科目が多い
一般型と比べて倍率が高いので、共通テストで圧倒的に高い点数を取らないと合格は難しいです。
先ほど例に出した早稲田大学の法学部の場合は、得点率90~95%がボーダーになっています。
また受験科目が多いので、私立大学を本命にしている方は、一般試験の勉強をしながら数学や理科基礎も勉強する(文系の場合)というなかなかハードなことをしなければならず、負担が大きいと思われます。
以上のメリット・デメリットから、共通テスト利用型は
・国公立大学が本命で、なるべく時間をかけずに私立大学の合格も欲しい
・私立大学が本命だが、共通テスト利用型にも出願して合格可能性を高めたい
というような方が向いているでしょう。
まとめ
自分の状況によって、一般型と共通テスト利用型のどちらが向いているかは異なります。
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