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共通テスト英語はセンター試験英語から何が変わるのか!?

2021年度入試から導入される共通テスト。入試が大きく変わるということで、不安な人も多いと思います。

今回は共通テストで英語がどのように変わるのかをまとめていきます。来年度以降受験する皆さんは要チェックです!


共通テスト英語の変更点

試験概要の変更点

・配点

センター試験英語ではリーディングが200点リスニング50点。それらを合計し200点満点換算し直していました。比率としては4:1です。
これに対して共通テストではリーディング100点リスニング100点1:1の配点比率になります。

国公立大学を受験する方にとっては大きな変更!と思いますが、大学によってこの配点比率は調整が可能になっています。
例えば、筑波大学では従来通り4:1の比率にするとしています。一方で東北大学はリーディング150点、リスニング50点の3:1にするとしています。


・試験時間

こちらはセンター試験から変更はありません。
リーディングは80分。リスニングは60分です。


・大問構成

大問の数はこれまでの6問から変化ありませんが、問題構成は大きく変わりました。

センター試験の大問1,2で出題されていた発音・アクセント、文法の独立問題がなくなり、全て読解問題になりました。
読解問題はセンター試験のようなアカデミックな文章は少なくなり、webサイト・雑誌・ブログ・メモなどといった日常的な文章が増えました。

大問が進むにつれて文章難易度が高くなっていき英検3級レベルから2級レベルの文章が出題されています。


共通テスト英語の対策

センターよりも対策は楽!?

共通テストでは文法・発音・アクセントの独立問題は出題されません。これらの対策をする必要がないため、英検2級レベルまで対策ができていれば高得点を狙うことも可能です。

ただし、文法の勉強をしなくていいということではありませんので要注意!私立大学で文法問題が出題される場合はしっかり勉強しておく必要があります。
また、設問の形式にはクセが強いものもあるため、問題の形式はしっかりとおさえておきましょう。


読解問題対策は共通テストに特化してはいけない?

読解問題のみの試験になったとはいえ、センター試験に比べて文章レベルは下がっています。そのため、共通テストに特化した勉強をしてしまうと、読解力は全然成長しないという結果を招いてしまうかもしれません。
そうなると国公立大学二次試験や私立大学一般入試では苦しくなるでしょう。

基本的には二次試験に向けた勉強を進めていき、直前になったらその頃には共通テスト対策問題集が出ていると思いますので、実践問題集を解くようにやるのがいいでしょう。

裏を返せば、共通テストだけであれば読解を短期間でなんとかしやすくなったともいえます。


今後難易度を上げる可能性も・・・?

現状の共通テストでは高得点を取れる層が多く出てくる可能性があるため、そうなった場合に問題の難易度を上げる可能性があります。

文章の量を増やしたり、資料の数を増やして問題を解く上で必要な情報処理を増やしたり、設問の難易度をあげたり。
やり方はいくつか考えられます。

このまま進んでいくと、英語が出来ない人は全然出来ないが、難関大学受験生にとっては高得点が取りやすい試験になるかもしれません。


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