茂原の塾!授業をしない塾の武田塾茂原校です☆
大学受験も一部を除いて、ひと段落と言った時期になりました。逆に言えば、新受験生の皆さんにとっては、既に自分達の番が名実共にやってきた訳です!
一方で、今年度の受験を終えた受験生の皆さんの中には、第一志望が補欠合格となり、追加合格の可能性に期待して、そわそわしながら、日々を過ごしている人もいるかと思います。
実際のところ、補欠合格は、どれくらい合格の見込みがあるのか?また、合格するとすれば、どれくらいの時期が多いのか?
今回は、多くの受験生が気になるであろう、その辺の事情について、書いていきます。
そもそも、補欠合格って何?
まず補欠合格とは、そもそも何かという事から。
大学側にも、各学部ごとに、どの程度の入学者数を確保したいと言う事情があります。しかし、その数と同数の合格者を出せば、それで済むかと言えば、そう簡単な話ではありません。
何故なら、必ずしも、合格者全員が入学してくれる訳ではなく、一部の受験生は入学を辞退するからですね。
そこで大学側は、それを予め見越して、入学辞退が出た場合に、追加で合格とする候補の受験生を選定しておく場合があります。これが補欠合格と言う訳です。
そして、実際に辞退者が出て、自らに追加での合格が回ってくることを、追加合格あるいは繰り上げ合格と言う訳ですね。
近年は、大学の定員厳格化の流れの中で、大学側は「辞退を見越して、初めから定員数を大きく超える正規合格者を出す。」と言う事がしづらくなっています。
そこで状況に応じて、入学者数を調整のしやすい、補欠合格を増やす傾向にあるのです。(その場合、正規合格者数の方は減っている事が多いので、受験が楽になったと言う訳ではありません。むしろ、その逆です。)
補欠合格から、実際に追加合格するまでの流れと仕組み
では、補欠合格の通知や、その後、実際に追加合格になる場合の、流れや仕組みについて、さらに少し詳しく見ていきましょう。
まず補欠合格が発表されるタイミングですが、基本的には正規合格者の発表と同時に行われます。ただ、一部の大学では、さらに複数回に分けて発表をしています。
また、補欠合格の場合、入試での得点に応じて、その中での順位がつきます。入学辞退者が出た場合は、当然、その上位者から追加合格となる訳です。
その順位については、非公開の場合が多いですが、上智大学など、公開する大学もあります。その場合は、過去何位までが追加合格しているかを調べれば、自らの合格可能性を、ある程度は予想する事も可能です。
追加合格は何人に一人くらい??
さて、皆さんが一番気になるのは、どの程度の人が、補欠合格から追加合格できるのかと言う点でしょう。
まず、追加合格が辞退者の穴埋めと言う側面がある以上、当然ながら、辞退者数が多い程、その可能性は高まります。
その点、国公立大学受験者は、そこを第一志望としている事が多いので、当然ながら辞退者は少なく、よって追加合格は、かなり狭き門であると言えます。
逆に言えば、私立大学は比較的期待が持てると言えます。
辞退者が多い程、可能性が高まると言われると、
「では人気の高い上位難関大学は見込みは低いのでは?」と言う印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは言えません。
と言うのも、私立大学の場合は、例え難関大であっても、より高偏差値帯の大学の滑り止めとしている受験生が、一定の割合で必ず存在するからです。
早慶第一志望の受験生が、抑えでMARCHを受けると言ったようなケースですね。
また私立最難関である早慶であったとしても、東大その他の最難関国立大を第一志望とする受験生が多数受験している訳です。
データが分かっているもので、一部具体例を挙げると、例えば昨年度の早稲田大学文学部では、補欠合格者の85.9%が追加合格と、かなりの高確率となっているようです。
その他でも国際教養学部が77.4%など、かなりの期待が持てる事が分かります。
ただし、これは大学や学部はもちろん、同じ大学学部であってとしても、年度によって大きく変化する場合があります。
そして、いざ自分の受験年度にどうなるかは、蓋を開けてみないと分からない部分が大きいと言う点は、知っておくべきです。
とは言え、追加合格の可能性は十分にあると言って良いでしょう。
補欠合格時の注意点
ここからは、補欠合格となった場合に、絶対に気を付けて欲しい事、知っておいて欲しい事について書いていきます。
①追加合格が決まったら、どうやって知らされる?
まず、めでたく追加合格が決定した場合に、どのように、そのお知らせが届くかと言う点です。
これは大学によって異なるのですが、郵送等で個別に通知が届く場合もあれば、自身で大学の専用サイトを確認しなければいけない場合もあります。
せっかく追加合格していたのに、気が付かないまま・・なんて事にだけはならないように注意しましょう。
②追加合格は、いつ決まるのか?
これは、残念ながら、一概には言えません。
私自身が、過去に担当してきた生徒さんを見ても、3月の半ば以降になって、追加合格が決まったケースもありました。
それに伴って、以下のような注意点が出てきます。
③下宿先や入学金その他の問題
追加合格は、当然ながら、基本的には喜ばしい事です。
しかし、3月に入ってからの追加合格の場合には、既に併願で受験した大学への入学手続きを終えており、入学金等の支払も終えていたり、下宿先の部屋を決めてしまっていたり・・・と言う事がよくあります。
そのような場合、一度支払ったお金は、返金されないケースがほとんどです。(授業料は、法的手段を経た場合は返金されることが多いようですが・・)
このように、本来おめでたい事のはずの追加合格にも、金銭面などでのリスクがあることに注意しましょう。
また、これに伴って、併願校含めた入学手続きその他の期限は、確実に把握しておくようにしましょう。
最後にもう一度
初めに書いた通り、定員厳格化の流れを受けて、補欠合格者数のは増加傾向にあり、私立大学の場合は追加合格の可能性も十分に期待出来ます。
一方で、繰り返しになりますが、年度によって、状況が大きく変化する場合もあり、ある年度は追加合格が多数出たのに、ある年度は極端に少ないと言う事もありえます。
また、追加合格を無事勝ち取ったとしても、上記のように金銭面でのリスクもある訳です。
ですから、これから受験勉強をしていく新受験生の皆さんは、当然ながら、正規合格を目指して、頑張って欲しいです。
その正規合格は、逆に定員厳格化でむしろ枠が狭まる傾向にある訳で、尚更、受験勉強を、早くにスタートさせる重要性は高まっています。
そうは言っても、何から取り組んでよいか分からない・・と言った方は、是非武田塾の無料受験相談にお申込み下さい!
きっと、力になれると思います。
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