共通テスト、一般入試などで英語を使う人も多いと思いますが、「英語が苦手！」「どうしても文章が読めるようにならない！」など悩みを抱えている人も多いと思います。
今回は、そんな英語が苦手な人へ、英語嫌いな僕がセンター試験のリーディングで満点を取った勉強法をご紹介しようと思います！
受験学年、新高3生の方もぜひ！
英語の勉強は何が難しい？
そもそも、英語は何が難しいのでしょうか？
英語の勉強では、
①語彙力
②文法
の力が必要になってきます。語彙力とは、単語、熟語などの知識のこと、文法は、英文の語順や構造を理解するために欠かせません。
問題は、これら両方ともができないと、文章が読めるようにはならないということです。
日本語で考えてみましょう。例えば、「私」「あなた」「東京」「紹介」という単語を知っていても、
「私はあなたと東京を紹介します」
という文章になるのか、
「私はあなたに東京を紹介します」
になるのか、
「あなたは私に東京を紹介してくれました」
になるのかはわかりませんよね？
英語も同じで、文章が読めるようになるには、単語だけひたすら覚えれば良いわけではなく、文法の力も重要なのです！
共通テスト英語は何が重視されるの？
では、共通テストでは、実際何が重視されるのでしょうか？大学入試センターが2017、2018年度に実施した試行調査を参考に見てみると、次のようになります。
それを参考に、センター試験と比較すると、下のようになります。
| 大問 | センター試験 | 共通テスト思考調査 |
| 1 | 単語の発音・アクセント | 伝言メモ・告知文読解 |
| 2 | 文法・語法・整序英作文など | レシピ・記事読解 |
| 3 | 長文読解(不要文削除・要約) | ブログ・記事読解 |
| 4 | 長文読解(図表付き説明文) | 図表付き複数記事読解 |
| 5 | 長文読解(小説・物語文) | 伝記読解 |
| 6 | 長文読解(説明的文章) | 論説文読解 |
ぱっと見、「何が違うの？」と思うかもしれませんが、ここには実は大きな違いがあります。
センター試験では大問1,2にあった単語・文法の知識問題がなくなり、すべての大問が読解問題になっているのです(名称も、「筆記」から「リーディング」に変わります)。
これは、覚えているだけではなく、しっかり文章を読めないと点数がとれなくなった！ということを意味しています。
どんな勉強をすればいい？
語彙・文法編
では実際に、どのような勉強をすれば良いのでしょうか？
武田塾では、語彙力・文法力を完璧につけた後に、読解の練習に入るルートで勉強を進めていきます。
語彙力は、「システム英単語」「速読英熟語」などを使います。有名な参考書なので、耳にしたことがある人も多いかもしれません。
特にシステム英単語は、共通テストに出てくる英語をほぼカバーできているので、これさえ完璧にすれば、共通テストレベルの語彙はほとんど読めるようになります！
文法の勉強は、複雑で、つまづきやすい人も多いところです。私は、武田塾の参考書ルートにも採用されているNext Stageを使っていました。
テキストの使い方は？
語彙力・文法力は、どれも落とせない重要な事項ばかりです。なるべく完璧にすることを目指しました。
語彙編
語彙は、A6版くらいの小さなノートに、ひたすらスペルを書き込み、横に日本語訳を書いて、それを1ページずつ覚えていくのをしていました。
覚える分量を細かく分けられること、目をそんなに動かさず繰り返しできること、ができておススメです。
文法編
文法は、テキストについている短文を、文法的に分解することをしました。短文でできるようになると、長文も読めるようになってきます。NextStageやPOWER STAGEは、4択の選択肢がついていますが、それを最初は見ないようにすることがポイントです。
見てしまうと、その問題は解けるようになっても、類題に活かせる力にならない可能性があります。
答えの選択肢を入れた後は、それを主語、動詞、修飾語などにわけて括弧でくくるようにすると力が定着します！
長文は、一文一文を文法的に分解できれば、どんなに長くても読めるようになります。ということは、やはり語彙・文法の勉強を固めることが一番大事なのです。
最後に、英語が苦手なあなたへ
武田塾で講師をしていて気づいたのは、僕が実践していたこととまったく同じような勉強法をしていたこと。
それを管理・サポートしていくのが武田塾です。
英語が苦手な人は、とにかく文章が読めない…という悩みが大きいと思います(僕自身もそうでした！)。
問題は、大きいと何から手を付ければ分からなくなりますが、小さく分けて、地道にやっていけば、解決できるようになっていくものです。しかも、やるほど分かることが増えていくので、どんどん楽しくなっていきます！
ここまで読んでくれた皆さんは「別に特別なことしてないじゃん！」と思ったかもしれません。
でも、勉強において特別なことは必要ないんです。
単語を入れれば言葉が分かるようになり、文法を勉強すればそのつながりが分かり、だんだん長い文章も読めるようになってきます。
応援しています！
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