海外の大学進学ってどうなの?
近年、グローバル化という言葉をよく聞くようになり、日本から海外へと留学する学生の数も年々増加しています。2004年には約19,000人だった留学生数は2017年には約66,000人となっています。
このようになってくると、高校卒業後に海外の大学に進学することを視野に入れる人も増えてきています。
海外大学の入試の仕組み
海外大学の受験制度は日本と大きく違います。
日本の大学の場合は学力試験による結果をもとに合否判定をする一般入試・一部学力試験も実施するが活動実績などをメインに合否判定をする推薦入試が主な受験方法になっています。
それに対して海外の大学は日本でいうセンター試験・共通テストのような学力試験もありますが、活動実績やエントリーシートなど様々な要素を加味して合否の判定をするケースがほとんどです。
学力試験は日本のセンター試験・共通テストは一発試験ですが、海外の学力試験は1年で複数回受験のチャンスがあります。アメリカの大学で利用される学力試験であるSATは、10月・11月・12月・1月・3月・5月・6月と7回も受験のチャンスがあります。
海外大学の合否判定に利用されるもの
例:英語力(TOEFLなど)・学力試験(SATなど)・高校の成績・活動実績・エッセイ
海外大学は日本の大学入試後も出願できる
海外の大学は日本の大学受験が終わる3月からでも出願が可能です。海外の大学は9月入学で、4月まで願書を受け付けているためです。
日本の大学入試の結果が芳しくなかった場合に、海外の大学への進学を考えるのも一つの手です。
日本の大学受験で英語4技能試験が広く取り入れられるようになっていますので、TOEFLなどのスコアも取得してどちらでも受験できる体制をつくっておくのも1つの戦術です。
海外の大学は日本ほど入学するためのハードルは高くないといわれています。その分卒業のハードルがやや高くはなっています。
日本の大学よりも海外の大学のほうが成長できるという意見がよくみられるのはそのためでしょう。最終的には本人次第ですが。。。
海外大学に進学するメリット・デメリット
日本人が海外の大学に行くことについて、メリットもあればデメリットもあります。
海外大学進学を視野に入れている方は自分にはどちらの環境が合いそうかを考えて選択しましょう!
【メリット】
・専攻して学べる分野が多い(アメリカ全体では900分野ある)
・語学力レベルの向上
・グローバルな環境で多様性を伸ばすことが期待できる
・海外での就職がしやすい
・留学先として日本企業や日本国内の外資系企業でも就活できる
・帰国後に留学生枠での就活も可能
海外の大学は日本よりも専攻できる分野が多く、複数の分野を専攻するダブルメジャーの考え方も浸透しており、幅広い学びが可能です。
いろんな国籍の人が集まるため、多様性に富んだ環境で学ぶことが出来る点も魅力でしょう。
【デメリット】
・お金がかかる
・ある程度の英語力が必要
・留学に関する情報収集が大変
・日本と現地の生活ギャップに慣れる必要がある
・日本企業で就活する場合に一般的な新卒採用の波に乗れない
・日本の国家資格取得が難しい
海外の大学にも私立大学・公立大学という区分があり、それによって学費が変わってきます。
日本学生支援機構で奨学金の申請をしたり、大学での成績優秀者には返済義務がない奨学金の制度もあるため、そういったものの利用も考慮に入れておくといいでしょう。
英語力についてはTOEFL IBTのスコアで61以上が必要とされています。おおよそ英検2級レベルです。大学によってはさらに高い英語力を求められる場合もあります。
ただし、大学側の基準さえクリアすれば現地の語学学校で英語力を強化することができます。
就職活動については日本の企業で就職する場合に一般枠で就活しようとすると、卒業時期が日本と海外では違うため、就職活動の波に乗り遅れてしまう可能性があります。
海外大学に進学すべき?
海外大学に進学するメリット・デメリットを紹介しましたが、人によっては「そんなデメリット気にならないよ!」という人もいると思います。
総合的にみて、海外大学の進学に向いている人は次のような人でしょう。
・様々な国の人と触れ合いたい
・幅広い分野を学びたい
・海外で就職したい
・語学力を伸ばしたい
・もっと広い世界を見てみたい
一方で、日本の資格を取得して日本で活躍したいと考えている人は日本の大学に進学すべきといえます。
資格を取得するために日本の大学で特定の単位を取得している必要がある。なんてこともよくあります。
それでも海外で勉強したいと考えている人は、日本の大学に進学してから留学をするのがいいでしょう。
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